雑種、♂、享年18歳。大往生の死に際。
遺体を見ると眠るようだったので夜ごろ死んだのでしょう。
年も年だったので、いつ死んでもおかしくないと覚悟はきめていました。
仕事で帰ってきた姉はちゃんとかまってやればよかった、綺麗にすればよかったとグズグズで。
涙も見せない私は非情なのでしょうか?
心に大きな負荷がかかってるのは自覚しています。寂しいとも感じます。
でもそれ以上に、いままでよく頑張ったねと称賛したい気持ちが強かった。
私たち兄弟が小さい時からやってきて、戯れたり距離をとったり。
そばにいて当たり前な存在なのだとつねに思ってましたから。
10歳を超えても老いないあいつを見て元気なだと感じてたのがウソのようです。
最期の1.2年はどんどん老いていって見てるこっちがつらかった。
あいつは、今はどんな気持ちでいるのでしょう?
私たち家族の中で幸せだったのかな?
また生まれ変わってくれやしないかな?
遺体をお寺に供養してもらいながら考えてました。
姉が遺体に添えた小さな白い花。
その花畑で元気に走ってる姿を想像しています。
犬のくせにとても人間臭かったあいつ、
すぐに生まれ変わってこなくてもいい、あの世で天国を楽しんでから、
また会えるとうれしいな。